弦や管楽器は音を出したあとクレッシェンド(だんだん強く)したり、ビブラート(震え)をかけたりできて羨ましいです!歌なんか歌詞までつけてそれが出来るから凄いです!「おんがくてき」ですよね。その点、ピアノは打鍵したらそのあと何にも出来ません。。。
でも歌詞がなくても、ビブラートをかけられなくても「歌うこと」は出来るんです。
上記のようにピアノは打鍵後何も出来ず、とっても歌いにくい楽器で、つまりとっても音楽的でなくなる楽器という事です。その分、ピアノは左手と右手の助け合いでメロディと伴奏両方一人で出来ちゃう特技がありますが、これが案外落とし穴です。
伴奏がついていると音にごまかされて&難しいので「歌うこと」をしなくなってしまいます。でもやっぱり音楽なので「歌うこと」をしないと!
私はよく左手が伴奏、右手がメロディの曲を波と船にたとえをします。ずっと右手でのばしている音でも左手の波の作り方でまるでクレッシェンドしてるような効果を生み出すことが出来ます。クレッシェンドひとつだけでもピアノという楽器の性質をちょっと考えると表現の仕方が変わりますよね。
もちろん忘れてならないのは打鍵そのものです。「音色」は打鍵の瞬間に決まってしまいます。弦楽器や管楽器と違ってピアノは正しい音程だけは出ますが、それは単なる音でしかありません。「音色」を創りあげましょう。
ゴールデンウイークの中日、お疲れさまでした。
おやすみなさい
http://www.hajimetepiano.org/
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