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2013年9月19日木曜日

読んで下さっている方へ


いつも読んで下さっている方、
初めて読んで下さった方、
たまに読んで下さっている方、どうもありがとうございます。

いつもどんな方が読んで下さっているのかなあ、と思います。
実は、恥ずかしいので生徒さんや友人には、このブログの存在を自分からあまり話していません。
私は、真面目じゃないのに真面目なので、言葉で上手く言えなくて、こうして書いたりピアノを弾いたりしている気がします。


言葉を濁して何が言いたいのかわからないのでは、意味がないのでストレートに書いていますが、ピアノを学習中の方は「そんなの絵に描いた餅だ」「素人には無理」とか、
同業のピアノの先生たちは「そこは違うんじゃない?賛成しかねる」とか、
読んでいただいている数少ない生徒さんの中には「先生はどこに行きたいの?」とか
きっと色々ご意見もあると思います。

私の尊敬する方が、以前「仕事は仲良しクラブじゃない。同僚ではなくお金を払ってくれてるお客さんに誠意を持たなければいけない」と話していました。(ちなみに、この方は同僚から抜群の信頼を得ています)。ともすると、上司、同僚仲間など身近な人に気を遣うあまり一番大事な事を忘れてしまいます。クレームの多い人に妙に媚びたり。私はよくありました。

じゃあ、ピアノの先生として一番誠実な事って何?って考えたら
「生徒のピアノを上達させる事」に尽きると思います。

はじめてピアノの会は「音楽を通じて芸術を知り、それによって人生が豊かになる」ことを目指していますので、一見「ピアノの上達」にはこだわっていないのです。

しかし、この矛盾しているようなこと、「上達」の意味が違うだけなんです。
昔は、生徒さんのお母様に「うちの子、全然上達しませんね」と言われるとギクってしていましたが、今では「なるほど、実感が伴ってないんですね、でもこんなところが上達していますよ」と言えるようになりました。上達は指が動くだけでも楽譜が読めるだけでもない。

ピアノを弾くということは「音楽を理解して表現する」ことですが、理解するというインプットの段階は目に見えないのです。そして理解することとは、楽典や作曲家の生きた時代を勉強することでもあるのです。「レミゼラブル」という映画がありますが、主人公を演じるのに、フランス革命後の貧しさ、という時代を知らずには絶対できませんよね。また映画を見る側もそこをスルーされたら、感動半減ですよね。

理解出来れば出来る程「上達」=「楽しみ」は上がると思っています。お一人お一人のピアノの楽しみ方は違うかもしれませんが、私が知っているピアノの楽しみはそれこそここをスルーする訳にはいかないので、とってもしつこく語ってしまう訳です。

もちろん指の動きが基本であることに違いなく、この部分のしつこさも外せません。
親御さんがお月謝を払うのはこの部分に期待していることも大事なことです。

というわけで、私なりな誠実さを持って、心を開いてそのままの気持ちをブログに書いています。

お目にかかれる機会がありましたら、お声掛けてください。
とっても真面目なので、反対意見も真摯におおいに参考にさせていただきたいです。



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