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2013年10月8日火曜日

ベーゼンドルファー

ピアノのメーカーによって、ピアノには特徴があるのをご存知ですか?

来週からはじまるはじめてピアノの会の『サロンの会』、
ホールは床も壁も天井もスギの木、ピアノはベーゼンドルファー。
昨日試弾に行きましたら、ピアノはこの上ない音色、、、なんですが、難し過ぎる!!

ベーゼンドルファーの特徴は、箱を鳴らす、ことだそうです。
打鍵は丁寧にしかし粒立ててそれを箱に鳴らしてもらう、って感じでしょうか?

乱暴な力任せのフォルテは絶対厳禁です。どうだ!っていう叩き付けるような大きな音は騒音以外の何物でもなく、聴いているだけでビタビタ叩かれる音の暴力です。弱く弾くピアノは響きがないともやもや〜として味のないみそ汁みたいな。(ウィーンの楽器にみそ汁のたとえはふさわしくないか)。徹底的に脱力の基礎をやったひとしか鳴らせない感じです。木のホールで何物も吸い取ってくれないというところもかなり難易度高いです。

ヤマハ100年の歴史でのピアノ生産台数は600万台。それに比べ、ベーゼンは185年の歴史で生産台数はたった5万台。

難しい。難しいけれど、ほんとうに美しい音でした。

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