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2014年1月12日日曜日

フィギュアとピアノ

ピアノの先生が「世界一流の選手が本番で転ぶってフィギュアってどれほど難しいのかと思う。ピアノも難しいけれど、転倒はないよね」と言ってました。


世の中には難しいことがたくさんあります。
でも、一流の方のを見てるとそんなに難しく感じないんですね。自然すぎて。そして自分もやってみたくなる。やらないうちは、1と100くらいの差はあるだろうなとは予想はしていますが、やってみると0.005と1000000位の違いがあることがわかります(笑)。

以前、プロの芸術は技術の上に成り立つと書きましたが、浅田真央ちゃんのスケートは、今までの選手や現在の選手の中でも際立ったジャンプ、スケーティングの技術の上に、個性のある表現力と魅力が乗っていて、ほかにライバルがいるようには思えませんでしたが、でもバンクーバーでは優勝出来ませんでした。

私はフィギュアはズブの素人だし、スポーツなのでピアノとは違うのかもしれませんが、ピアノコンクールでは、審査員の好みなんかも大いに関係してくるので、上手く演奏出来ても結果が伴わず、コンクールをやめていく人がたくさんいます。フィギュアも審判の好みとか関係あるのでしょうか?

しかしこのオリンピックのあと。真央ちゃんは、自分を省みて基礎からやり直しました。
スキをすべて埋めるべく。あんなに誰よりも出来ているのに?です。一流の謙虚さです。一流の勇気です。私だったら「どこ見てんの?やってらんない」と怒ってやめると思います。出来ることをアピールするのではなく、出来ない事を受け止めて努力する。黙って。


別に私のためにやってくれているわけではないけれど(当然)、そんな風に一所懸命生きている方がいるってだけで、本当にたくさん、感動をもらいます。かっこいいです。



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