ページ

2014年1月13日月曜日

ブレる!

ピアノ奏法は、歴史的にいろいろ変わったというお話を以前しました。
これは楽器の歴史にも関係しているようですが、楽器演奏が、人間の未知の部分だったというのもあると思います。

人間の体って人間である自分でもわからないです。なので、ピアノ奏法も、体に無理を強いて始めてわかってきた歴史があるのだと思います。

そこには『これが正しい、やれ』と言われ続け、人生台無しにされた人々がいっぱいいるわけです。その方々のおかげで、文明というものは進んで行きます。犠牲者多いですね。
文明が進む際、必要だったのが、ブレた者または正統な教育を受けていない者だったと思うんです。

「言われた通りやると手痛くなるけど?」
「機械で指伸ばした人ってピアノ弾けなくなってるけど?」
と、自分の感情に従い、体に従い、先生を疑い、歴史を疑う。あるいはそれを知らない。

一見、悪い事のようですが、私はこの「ブレる」って人生の他の場面でもけっこう大事だと思うんです。わたしは壁にぶつかると、すかさずブレて身の安全を確保してきました。ブレがとっても人生の役に立っています。ハッキリ言って長所です。ブレる技術です。
私もいつウツになるかわかりませんが、手の故障も心の故障も、もうすこしブレると防げるかもしれません。

「あの人はブレない」は、褒め言葉として使われますが、私は褒められなくても、だんぜんブレる生き方を選びます。
ブレるのは、いい加減だからではないのです。私はご存知のようにとても真面目なので、
「熟考した結果、こうではなくああです」と言ってブレています。言い訳にしか聞こえませんが、言い訳ではありません。
そしてまた、熟考した結果「ああではなく、こうでした」と言動を替えることも言い訳ではありません。

なんだか言い訳三昧になってしまいましたが、ピアノの先生が言う事も、本に書いてある事も上達の近道である事に変りありません。けれど、一番大事なのは、自分の心と体の声を聞く事です。そして、普段から本を読んだりたくさんの人の話を聞き、反対意見も知っておく、それと同時に自分の感性を磨くことを行い、尊敬できるのは、なりたいのはどんなものか、を選べる自分にしておくことです。

一度逆にブレて戻ってくるのも悪くありません。






0 件のコメント: