ページ

2014年2月25日火曜日

修行

卒業後、ヤマハシステム講師と「音楽幼稚園」「音楽学院」という3カ所での音楽講師を掛け持ちしていました。

一番大変だったのが、「音楽幼稚園」でのリトミックやピアノ個人、鼓笛隊指導。
先輩が妥協をゆるさない、そして教えてもらえない(涙)。
妥協をゆるしてもらって教えてもらおうって時点で甘いんですが。
指導案を考え即興演奏を練習する日々。子供にやってみても反応がいまいちだったり、先輩に「これの目的は?何が習得出来る?」と質問されしどろもどろ。何も考えてません、書いてあったのまねしただけです、みたいな。。30分の小学生くらいの音楽劇のオーケストラの音源を渡され、3日で、音楽幼稚園として感嘆されるべく+園児に演奏可能なアレンジにして+パート分けして+パートごとのデモテープを作っていく、もちろん家に帰ってから。鼓笛隊の行進とその音楽を1週間で作る、もちろん仕事後。などなど、ほんとうに泣きました、、、。やっと作っていったものは「こんな変なの出来ない」と笑われ、やり直し。どうやればいいか聞くと「自分で考えて」と言われ、毎日がイジメに思えました。

そんな中、支えになったのは小さな生徒さんやご父兄の方。応援して励まして下さった事は一生忘れません。今の私があるのも、あの時挫けなかったのもその方々のおかげです。

が、今考えると、その先輩講師さんのレッスンはとても内容が濃くて、あれだけのものをお一人で作っていらしたのだから、そう言われても仕方ありませんでした。あのときに自分で調べて自分で考えること、それを短時間でまたはその場で作り上げることを学びました。私ごときでも人間やればそれくらいは出来るようになると今は思います。


修行のときは辛いけれど、見ていてくれる人は必ずいることを思い出して、誠意を持ってやって行こうと思います。

0 件のコメント: