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2014年4月18日金曜日

悩みの解決

私はずっと悩んでいました。

シニアの生徒さんに「人生残り時間が少ないので楽しいだけでいんです」と言われましたので。とりあえず弾ければいいと言われましたので。

とりあえず?


ピアノは猫でもドの鍵盤を踏めばドが出る。だからとりあえずその音を拾ってその鍵盤を押してれば、たどたどしくても途中で止まってもショパンが弾けてることになる。。

そういうこと?それでいいの?

私の答えは「それではだめ」でした。
けれどこの間、クラッシックはただの一つの生き方なんだと気づいて以来そうじゃない生き方、ピアノの取り組み方もあっていいものなんだなあと思えるようになりました。ようやく笑って「はいはい、余命少ないから浅くやりたいんですね(笑)」とブラックな事を言えるようになりました。

「ショパンだからクラッシック」ではなくて、演歌でも童謡でもロックでもじっくり取り組めばそれが私の思うクラッシック。逆にいえばさらっと通り過ぎるショパンだって音楽に違いありません。人生で50番目の音楽、なんちゃってショパン、人それぞれでいいんだと思えるようになりました。わかった今はちょっとだけ違う角度でものが見えるようになった気がします。音楽はアイデンティティーだから。そういえば『ロックンロールな生き方』って言葉ありましたね。

ただ。
ただ、ですよ。
指導者として基礎は年齢に関係なく大事だと今でも思っています。たった1曲でも簡単な曲でも「クラッシックという生き方」を知って欲しい。現在『それでも基礎をやらざるを得ないもっともな理屈』思案中。今までよりは大分控えめに、それでもねちっこく指導します。






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