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2014年6月12日木曜日

大人のあそび

五年くらい前、友人に向上心て大事だよね、と言ったら「なんで?向上ってしなきゃいけないことなの?現状に満足することの方が大事じゃない?」と言われました。
! 目からウロコでした。なんか向上心って良いものの気がしていたので。それからそのことをずっと考えていました。


今私はやっぱり向上心は良いものだと思います。向上心は競争心と混同されたり今を否定する欲として扱われることもありますが、それは、だまされる人が純粋でだまされない人が不純だという間違った理屈と同じです。そもそも欲だって大事なものです。私は欲も野心も絶対に捨てません。むしろ拾いたい位です。あ、拾わなくても充分ありました。話がそれました。向上心は言い換えればよい自分になりたい気持ち。それを持って苦しくなるのは、そうはなかなかなれないからでしょう。そりゃそうです。そんなに簡単にはいかないでしょうから。だからこそ、向上する事を目的とするのではなくあそびととらえるのです。

ディズニーランドで遊ぶのはすごく楽しい。でもこんなに沢山の人を楽しませられるディズニーを作っている人たちは、もっと楽しいと思うのです。30人楽しませたら30倍の、100人楽しませたら100倍の楽しみや喜びを感じられると思うのです。
ディズニーを作るプロセスには困難もあったかもしれない。でもその困難にチャレンジしたから作った人たちはその喜びを知ることが出来たんですよね。苦労=苦しみではないし、ラク=楽しいでもないのですから。

ディズニーほどのものは限られた人にしか作れないけれど、自分の器の中で自分が成長できればいいなと思います。私はピアノの飛躍的上達はとうに諦めてますが、ちょっとの向上は未だに目指して奮闘中です。あそびなのでダメもとです。


守るものが増える大人はチャレンジ出来なくなると言いますがそうは思いません。もともと遊びだと割り切れる大人だからこそチャレンジはし易いと思います。そうは簡単にはいかないのは誰でも平等。現状には感謝しきれないほど感謝して、その片隅ではふわふわの向上心を持ち続けます。








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