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2014年6月22日日曜日

続け続ける

ピアノが好きなら続け続けることです。

どうやってピアノを続け続けるか。
「上達することより習慣をつけること」につきます。
子供も大人も同じです。
初心者なら一日1回でも学校の宿題を忘れてでも仕事が忙しくても疲れてても、
1小節弾くだけでも、とにかく習慣を付ける。

続けていれば練習するときが必ず出てきます。ピアノが弾けるようになるには練習するしかない弾こう!と思ったとき弾き始められます。ほかのことは一夜漬けもできるけどピアノはそれは出来ないのが習慣があればわかります。受験が終わったら、子育てが終わったら、定年になったら始めようではなくて、やる気がなくても一日一小節でも今日弾く事です。

今の生活の中で出来る小さな積み重ねを信じて下さい。
いやいやでも心ここにあらずでも「ピアノが上手になりたい」と声に出して一回だけ弾くのです。

上達が頭打ちになったときも、です。
特に大人の方はご事情がある方以外はほぼ全員これでやめます。このときが勝負です。
そこからピアノとの本当の付き合いが始まります。
そのとき肝に命じておかないといけないのは「ピアノは難しい」ことです。
勉強の片手間に、家事の空いた時間に、仕事の合間にやるピアノが、何十年1日何時間も弾き「続けている」プロのようになる訳がないのです。
出来ない自分を認める、その中で自分が出来ることを感謝する。楽しめることを楽しむ。
実力相応に楽しむことです。
人間関係と同じで期待するのではなく寄り添って感じることです。自分に出来ることプラス1を積み重ねるのです。
そして側にいることです。
側にいるとは続け続けることです。

プロはピアノは上手だけれど個人や家庭を犠牲にしていたり、人生のすべてをそこに注ぎ込んで並ならぬ苦労をしています。
お金をもらうピアノと楽しむピアノは別物なのです。
あれもこれも手に入れたい私ですが、軽い努力で好きな曲が満足するよう弾けるはずはないことは身に染みてわかっています。
多くを望まず(笑)楽しむ術を追求することがピアノとの最適な関わり方だと思っています。

こちらが続け続ければ、ピアノはちゃんと相応に応えてくれていたことに気づきます。

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