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2014年11月24日月曜日

ピアノは打楽器、弦楽器

電子ピアノでの練習が続きグランドピアノに戻ったときの衝撃。


ピアノは打楽器であり弦楽器だったことを指が忘れてしまってました。メロディを覚えるには電子でも全く問題がありません。
でも電子は、ピアノで肝心の瞬間の指のコントロールがいらないで済んでしまう。
ということはピアノを弾いた時それが出来ないという事です。

たとえばゆ〜っくり鍵盤を押してみる。
ピアノは音が鳴らない。
太鼓を指の腹全体でゆ〜っくり叩いたら(触ったら)音は鳴らないし、ギターの弦は触ったままでは音が鳴らない。
でも電子はそれに近いことをしてもちゃんと打鍵した時と同じ音が鳴っちゃう。

電子ピアノを弾きこなせばこなすほどピアノは難しくなる。音は覚えられるけど指のコントロールが遠くなる。指の微妙なニュアンスはわからないし、いい音が出ていないことに気づかない、悪い音が出ていることにも気づかない。

たとえば爪が伸びたままでは弾きづらいしネイルした事ない人がするとそれだけで弾けなくなる。指先って本当に繊細です。その指先のコントロールがいい加減になるということは、コントロール=表現なので、弾きにくいだけでなく表現 のない音楽にもなってしまう可能性があります。

様々な事情で電子でしか練習出来ない方は多いでしょう。
でも本番はグランドピアノで弾くという方は、レンタルしてグランドピアノを弾いておいた方がいいですね。楽譜を見る方は譜面台の高さも違います。
趣味でもその差は想像以上に大きいです。











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