きれいなんだけどすごいんだけど何か今ひとつ、、、というアート作品があります。
それに比べて単純なんだけど魅力ある作品がある。
私はパウル クレーという画家が好きです。
クレーの絵はシンプルなものが多く、私でも描けそうな錯覚に陥りますが描けるはずがありません。その魅力はなんなのか、最近「強さ」なんじゃないかと気づきました。
強さって何かというと、自分だと思います。
自分を出すって怖くて出来ないんです。
否定されるかもしれない。
馬鹿にされるかもしれない。
いえ、それ以前に自分が何かわからない、自分を表現しようにも他の真似になったり常識的になったり一般受けを考えてしまったり、、。
歌人の岡本かのこさんは歌人になると決めたとき、それは裸で町を歩く覚悟のようなものだったと言っています。魅力的な作品にはそれくらいのすごみがあります。
自身を見つめそれを表現する強さがなければ、人を引きつける絵も歌も作れないんだと思います。
体裁を繕うよりその人自身が出ているものは魅力的です。魅力とは自分を見つめる勇気とさらけ出す強さだと私は思います。
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