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2015年5月26日火曜日

連弾の難しさ

生徒さんにソロの曲を右手の人と左手の人にわけて連弾で弾いてもらうと、両手では弾ける曲なのにすごく難しいんですね。

一人一人の呼吸が違うので微妙な間が上手く合わないというのもありますが、それ以前に音符の長さが正確じゃなかったということがよくあります。
じゃあ両手は何故出来たかというと、はっきり言って実は出来ていなかったのです。
でもそれに気づいていなかったのです。
なんとなく右手に左手が合わせて伸び過ぎていたり、次の音を一瞬探して遅れていたり、
自分の指の都合で弾いて、自分が弾いている曲を聴いていなかった。

連弾は、まずは一人で音符の長さが正確に出来るようにすること。そして相手の音も聞くこと。次に合わさった音を聞くこと。相手の音を聞くというのは、右手を弾きながら左手を聞くとか左手を弾きながら右手を聞くということにつながります。そうやってはじめてピアノは一曲になるのです。

私も連弾の練習中です。
だいたい出来てるでは出来ないのが連弾。
いつも隣にパートナーがいてここは一緒に息!みたいにイメージしながら弾くようにしています。



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