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2015年6月14日日曜日

幸せのツール

今回カテゴリー換えを思い立ったとき、つくづく思ったのです。
何故ピアノを弾くのか。


ピアノは様々な要素が必要なので、やってみると思ったより遥かに難しい。
なのでせっかくはじめても人と比べて自分は下手だ、向いてないとやめてしまう方が多いです。やっても出来ない自分の限界を知ると、また歳をとって思ったように弾けないとやめたくなっちゃいますよね。

でも、結果が出ない、出なければやる意味がないと言っているうちは、まだまだ練習が足りないんです。実は必ず結果は出る。

練習すれば必ず弾けるようになるってことではありません。
出来るまで弾けって事でもありません。
どんなにやっても弾けないものは弾けません。

ただピアノは指が動くとか間違えずに弾けることが結果ではないってことなんです。
ピアノを弾くのは、努力を重ねていくその過程に意味があるのです。
その曲に込められた思いや一音の大切さに一つでも多く気づくこと、それらを一つでも表現することが大切なんだと気づくこと、それがピアノをやることの結果だと私は思うんです。

それに気づくと自分が変わる。
人の演奏の聴き方が変わる。
これって人生と同じなんですね。

出来ないことに向き合う。
出来ないことを受け入れる。
出来ないかもしれないけどそれでも一つ努力する。
そうすると思いもよらなかったことに気づいて味わい深くなる。

続けるのはラクではない。でも人生ラクなのが楽しい訳じゃない。
下手でも人から見たら結果が伴ってなくても、自分だけの結果が出ていることが楽しくて有り難くて私はピアノを続けています。











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