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2015年8月18日火曜日

エアK

ジャンプしながらボールを打つ錦織選手の技がこう呼ばれています。
これは基本ではない打ち方だそうですが、ピアノでもピアニストになると基本とは違う弾き方をすることは良くあります。


素人はそれを表面だけ真似してしまう。
例えば強く弾く音や歌う曲想のところをピアニストは体で思い切り表現してますが、基本が出来ていないと見かけだけで肝心の音が出ません。エアKをやってもボールが打ち返せていない状態です。
エアKが威力を発揮するのは錦織選手だからで、もし私がやったら体を痛めるだけです。

ピアノの演奏は体が大事です。間違った体の使い方をすることは遠回りになります。
エアKも素人が飛び上がったりひねったりしていては運良く打ち返せる時があってもそれはいわばまぐれです。返せる確立は低くギャンブルです。まして、体が硬くなる本番ではそうそう上手くもいきません。
ピアノも同じです。

練習では出来るのに、レッスンや本番で出来ないという方は、家でエアKをしちゃっているのかもしれません。ピアニストの演奏はもちろん参考になりますが、彼らだからこそ出来ることがあるのです。

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