N響アワーでベートーヴェンのピアノコンチェルト「皇帝」をやっていました。
なつかしく聴きました。
「皇帝」は池田理代子さんの「オルフェウスの窓」でイザークが弾いた曲です。
ピアノの思い出ではなくマンガの思い出です。
私はだいたいピアノではなく他の事に興味がありました。
こんなにあちこち気が散る私がよくぞピアノを続けました。
ピアノが好きだから「オルフェウスの窓」が好きだった訳ではなく、「オルフェウスの窓」を読んでピアノやってて良かったと思ったくらいです。ピアノじゃなくてクラウスのヴァイオリンやってれば良かったとも思いました。
その頃はピアノは苦痛なだけでマンガの中に夢を見てました。
美術部でデッサンをしたり油絵の真似事をしたり、倫理の先生と意見を闘わせたり、スポーツの得意な友人に鍛えられそうになってヒーヒー言ってたり、ピアノ以外に逃げたかったんだと思います。
今はというと完全に現実的な私です。
夢は穏やかで豊かな老後です。
マンガは夢のままで良かったです。
「皇帝」は夢見ていたあの頃に戻って聴きました。
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