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2016年1月26日火曜日

いつか出来なくなるまでは

「どうやったら暗譜が出来ますか?」と聞かれますが、私が教えて欲しいです。


友人は現代曲でも1週間弾いたら覚えちゃうそうです。
初見に強い人は暗譜が弱いとも言いますが、その友人は初見も暗譜も強いです。
でも能力のない私のような者はそれはもう100%無理です。
その友人に言わせると、「う〜ん、、何となく覚えるっていうか、、」です。
羨ましいけどうらやましがっていても出来るようにはなりません。

もう努力しかありません。
私は「この曲は暗譜で弾く」と最初に決めた曲は譜読みの時から暗譜します。
その段階で「音楽的に」覚えると雰囲気で覚えて間違えたりうろ覚えになるので「機械的」に覚えるようにしています。友人のような能力がない人が「なんとなく」覚えるとハッとしたとき抜けてしまうのでそういうことのないように。メロディはまあいいとして、左手の内声とかも何の音かしっかり覚えないといけません。時間かかってやになります。そんな風に一生懸命覚えても本番ではハッとしたとき間違えたり抜けたりする。。。

暗譜はしなくてもいいし最近のピアニストを見ていると結構楽譜を見ている人もいます。
年齢と共にどんどん難しくなると思うし、暗譜が本当にいつか出来なくなる時が来ると思います。

でもこんなに難しい暗譜を私より年配の生徒さんが頑張ってしているのです。
これには驚きます。
頭が下がります。
楽譜だって老眼で見にくいし座ってたら腰が痛くなるし集中力もなくなるし。
それなのに挑戦し続けている。
自分が出来なくなって来てはじめて皆様の苦労がわかりました。

だから私も、いつか出来なくなるまでは、いつもでなくても、暗譜というヤになるくらい難しくて時間がかかることをしようと思います。















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