「33歳で結婚して子供ができて自分は自立したという自覚が湧いた」とある方がおっしゃっていました。
しかし50歳くらいの時「あの頃は何にもわかっていなかった。自立なんて全然できていなかった」ということがわかったそうです。経済的に自立すると、一人暮らしすると自立したと思ってしまうものですよね。
20歳を過ぎると精神的に経済的に少しづつ大人になっていきますが、それはあくまで大人へのスタートラインについたってことです。20歳くらいで語っていることは幼稚園児が赤ちゃんから子供になってその気になって喋ってることと一緒なんですね。
その話を聞いて、なんか気持ちが楽になりました。
30歳、40歳と年齢だけだと「もういい大人が」と思いますが、自立を人としての人格の確立と捉えるとそんな歳くらいで自立した大人たるものになれるわけないんですね。
人生は短いから私などきっと自立がわからず、できず死んでいくのかも。本当のところ自立の意味も全然わかってませんし。
でも自立ってピアノと同じでできることじゃなくて目指すものかも。
「自立した大人」は到達しがたいそびえ立つ山かもしれません。
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