ページ

2016年5月22日日曜日

集中力のない人は

子供が大体において大人より本番に強いのは集中力です。
そして個人差も多いこの集中力。
残念なことに生まれつきの能力です。
生まれつき美人とか生まれつき頭がいいと同じで生まれつき。

こういうと身も蓋もないのですが、本当にそうなんです。
顔も生まれかわらなきゃかわらないように、集中力も持って生まれた能力。
顔もファッションやらケアやらすればなんとかなるように、確かに訓練でそこそこなんとかなります。
でも一流の集中力は生まれながらです。

まして年齢が上になるとどんどんなくなる。
分相応の曲を選んで、練習を積んでも本番は間違えちゃう。

がっかりですよね、こんな話って。
個人差があって、訓練ではどうしようもなくて、その上年を取っていくとどんどん集中できなくなるなんて。

じゃあ、どうすればいいかというと、まあまずは訓練、努力。
曲のレベルを何段階か落とし、本当に自分のレベルに合った曲を200%完璧にして本番に臨む。これである程度心に余裕ができますから集中することに脳を使えますよね。

でもそれでもダメなら、諦める。

自分のレベルより数段落として、練習に練習を重ねて、人の何倍も努力をして200%完璧、200回中200回完璧の曲ができないなら、「そういうもんだ」と自分を受け入れるしかないでしょう。
というより、練習の段階で200%打ち込める集中力があればだいたい本番は大丈夫でしょう。そもそもその200%がないんですよね。

本番がうまくいくという人は、ピアノを弾く能力の他に集中力という特殊能力もある人。
それに比べてあれもできないこれもできないというのが凡人ですから。
そこで悪あがきしても苦しいだけです。
厳しいですが、そんなもんです。

でも世の中の99%が凡人です。
「いつか満足のいく演奏ができる」という希望を持って努力することと、結果にとらわれないこと。このバランスかなと思っています。

自分のカードの中で明るく生きていきたいものです。



にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村


にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村






0 件のコメント: