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2016年8月31日水曜日

ピアノは頭

はっきり言ってピアノは頭でしょう。
頭のいい人は、あの複雑な楽譜をさっさと読めますし理解できるし脳の使い分けができるから右手左手、指への伝達も早いし暗譜も正確だし、集中力もある。

頭がいいからピアノが上手とは限りませんが、ピアノが上手な人で頭が悪い人はいません。
プロのピアニストは学歴がほとんど音大卒になっちゃいますが、実際のところ一流の学歴にふさわしい学力と言えるでしょう。
頭のいい人は何をやっても出来るってことかもしれないですが、子供でも、「えっ!?もう理解しちゃってるの!?」という子がいてそういう子は皆学業優秀です。私なんて音読んだり指番号理解するだけでも大変です。努力して努力してやっとこのレベルです。

それでもやっていられるのは、ピアノが頭がいい人だけのものではないからです。
一番大事なのは続けること。
続けて初めて見えてくるものがある。
競争ではないこと。
表現する喜びこそ生きるということ。
作り上げた人たちへの感謝。
自分の小ささ。

クラッシックは歴史があって大きな世界があります。どんなにすぐに理解したところで、奥が深いので10年、20年くらいじゃものに出来ません。10年、20年経ってやっと「こんなにいいものなんだ」と気付きそこからスタート。その先を知るには頭だけでなく継続力です。その証拠に頭が最もクリアで体力のある10代より円熟期のピアニストの音楽に感動する。

ただやっぱり頭の悪い私としては、半分の半分の半分の努力で済む人が羨ましいです。
「こんな苦労しないでできちゃうんだもんな〜」とガックリします。
とは言っても、そういう方の目指すところは私の倍の倍の倍の倍のところなので、実は私なんか比べものにならない程の大変な努力をなさっているのですが。


分相応とわかっていても時々、他人の優秀さに嫉妬し自分の不甲斐なさに落ち込みます。





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