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2016年9月18日日曜日

ピアノを習うということ


ピアノを職業にするのは、そこまでもそこからも大変です。
でも楽しいことがたくさんあるので、職業にするのもいいです。

けれど職業にしなくてもピアノを習う意味はあります。その意味を考えることは人生を考えることでもあります。
ピアノのおけいこを投資と考えた場合、どんな形で返ってくるでしょうか。

例えば経済的に潤う人生を目指している人が、ピアノを習いに行っておけいこ代を投資しても元は取れません。儲からないどころか出て行くお金しかありません。となるとピアノが弾けようが弾けまいがお金は儲からないうえ損するからやる意味がないとなります。

でも長い人生の充実を目指している人にとっては、これほど戻ってくる投資もないと思っています。学歴のように形になることを目的としている教育ではなく豊かな人生という目的の投資です。私はピアノを習うということは長い時間をかけて心にダイヤモンドを作り上げることと思っています。ピアノは独学でも弾けますが、その奥深さは専門家の力を借りた方が理解できます。

音楽は聴いて楽しむものでもあるけれど、楽器が演奏できるというのはそれ以上に人生を彩ってくれます。
人生を豊かにするものは、受け身でなく能動的に作り出す楽しみ。
そしてそれを表現すること、
それを人と共有すること、
年を重ねてそんな風に強く感じるようになりました。
年をとるとみんな人の話は聞かず自分のことばかり話したがりますよね笑。それって人間の本来の欲求です。その代わりが楽器の演奏とも言えます。

楽器の演奏は難しく絶えず挑戦です。
目標を持って努力する。
その過程を仲間と分かち合う。
そして自分を表現し達成感を得る。

その楽器の演奏の基本になるのがピアノです。ピアノをやっていると将来ピアノを弾かなくても和声感覚や楽譜の仕組みが断然理解しやすくなります。

ピアノの楽譜はソロ楽器の楽譜の中で一番複雑で一番色々な情報が詰まっている。
指揮者はなぜあんな複雑なオーケストラのスコアが読めるのかとよく聞きますが、ピアノの楽譜が読めれば読めます。一人のパートがピアノの楽譜よりシンプルなので見やすいくらいです。
またピアノは88鍵ありますから、他の楽器のどんな音も想像できるようになりますし、想像できなければ弾いちゃえばすぐにわかります。

だから、すべての楽器をやるにあたってピアノを習っておくのはとってもいいことです。

これは音楽が人生を豊かにするという前提でお話ししていますが、もちろん音楽でなくレスリングでもいいわけです。将棋でもいいわけです。
でもレスリングも好きでピアノも弾ける、将棋もできてサックスも吹けるというのはより楽しいと思います。

ちなみに私の音楽以外の趣味は園芸くらいで、レスリングとクラリネットと園芸が趣味という人に比べると人生豊かじゃないですね。これからもう一つくらい別のジャンルで趣味を広げたいと思っています。残念ながらレスリングは選びませんが。


話が逸れましたが、多くの人がピアノをきっかけに人生を楽しんでくれたらいいなと思います。




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